ちよちゃん日記

ちよちゃんは10歳なので、はてなブログに移籍しました。

ちよちゃん、デスクトップパソコンを組み立てるですけどー。

ちよ8号です。

4K UHD Blu-ray
PowerDVD」が「4K UHD Blu-ray」のサポートをやめたようです。これは「過去の4K UHD Blu-rayの再生に対応していたPowerDVD 22を所持していても再生できなくなった」ということのようです。明確に表記されていませんが、2023年10月に「4K UHD Blu-ray」への対応を終了したんじゃないかと思われます。
そしてDVD(Bly-ray)再生ソフトのもう一つの選択肢だった「WinDVD」も2023年09月末で「4K UHD Blu-ray」への対応を終了したようです。
「オンラインサービスではサービス終了の不安があってメディア媒体を選択したのに、再生ソフトの都合で視聴ができなくなる」という正直者が馬鹿を見る状態になっています。「4K UHD Blu-ray」を再生できる正規のソフトはなさそうですので、正々堂々と「Leawo Blu-ray Player」を使いましょう。



Povo 2.0。
「24時間データ使い放題トッピング」が一般的に想定される仕様通りになるそうです。これまでは「購入翌日の23時59分まで」なので「実質2日間使い放題」だったのですが、今後は「購入日時の24時間後まで」になるそうです。この仕様は2024年09月17日から変わるそうです。
今までは2日に1回買えば良かったので「データ使い放題」を2週間くらい購入し続けるのはありでしたが、今後は何週間もの間「データ使い放題」を購入し続けるのは考えたほうがよさそうですね。場合によっては「データ定量の買い切り」のほうが安い可能性も高いので。また、「3日間データ使い放題」「7日間データ使い放題」などのキャンペーンも利用価値が出てきましたですね・・・これらのキャンペーンが開催中の期間でないと意味がないけど。
ちよメモ。
1日のデータ消費量が1GB未満で使用期間が3日間[3GB]程度なら「3GB(30日間)990円」のほうがお得。[データ使い放題330円×3日=990円]
1日のデータ消費量が2GB未満で使用期間が9日間[18GB]程度なら「20GB(30日間)2700円」のほうがお得。[データ使い放題330円×9日=2970円]
1日のデータ消費量が3GB未満で使用期間が20日間[60GB]程度なら「60GB(90日間)6490円」のほうがお得。[データ使い放題330円×20日=6600円]
30日以上使うことが確定しているなら、「データ使い放題7日間12回分(84日分)9834円」がいい。[データ使い放題330円×30日=9900円] ※有効期限160日間
いつでも購入できるトッピングは以上。あとはキャンペーン次第です。
データ使い放題3日間=780円(短期間なら検討の余地あり、期間限定なので「たまたまキャンペーン中」じゃないと使えない)
データ使い放題7日間=1800円(正直高いので使わなそう、6回(6週間=42日間)使うと10800円で「データ使い放題7日間12回分(84日分)9834円」の料金を超える)
3日に1回の頻度で「データ使い放題」を購入して、データ使い放題を買わない2日間は通信量を1日あたり0.5GB以内に抑えるとすれば、「データ使い放題330円×3日+3GB(30日間)990円×1回」で9日間で1980円なんてことも可能ですが、これならちょっと価格は高くなるけど通信料を気にせず使える「データ使い放題7日間=1800円」でいいような気もします。
なお、「データ使い放題7日間12回分(84日分)9834円」は、「楽天モバイル」をかなり意識した価格設定だと思われます。「楽天モバイル」は1か月あたり3168円×3か月(およそ90日)=9834円で価格は同じです。12週間=84日なので、povoのほうが期間はちょっと短いですけどね。



クレジットカード。
正確には「デビットカード」の話ですが。
ちよちゃんは通信販売の支払いに「スルガ銀行VISAデビットカード」を使っていますが、よく「利用制限対象取引」となってしまうことがあります。「不正利用が疑われるので取引を停止した」ということなんですが、クレジットカードの問い合わせは「土日祝日は窓口が休み」でして、土日祝日限定の特価商品だったりすると買いたいときに買えなくて買う機会を逃してしまうのです。「3Dセキュア」なんてユーザーにはただ面倒なシステムを導入してるくせに、本人確認もなしにどうして「不正」扱いされるのか。同じ店で買っても「利用制限対象取引」が出ることがあり、出来れば別の支払い方法を使いたいと思い、以前に「イオン銀行」の「デビットカード(VISA)」を申し込んだら「お前は無職で収入なしだから作らせねーよ(そうは言ってないが、多分そういうこと)」という結果になったというのは日記に書いてませんでしたね。イオンのVISAデビットは「10万円までの立て替え」があるので、「加入時に審査有り」なのだ。
それから1年後くらいに同じくイオン銀行の「デビットカード(JCB)」を申し込んだら、こちらは無職のちよちゃんでも審査に通りました。JCBは立て替えがなく「残高が足りないと使えない」ため、過去にクレジットカードでのトラブルを起こしていたりしない限りは大丈夫なんでしょう。
で、「イオン銀行」のJCBデビットもスルガ銀行以上に使いにくいです。最大の問題が「3Dセキュアの登録にはスマートフォンが必須」であること。「3Dセキュア」を使うには「(Android/iOS)専用アプリ」が必要なのですが、ちよちゃんはそういうアプリをインストールしたくないです。「3Dセキュア」に対応しているという店では多くの場合「3Dセキュア」に登録していないとクレジットカードでの支払いは拒否されて買えません。なので、ちよちゃんのJCBは使えない。ちよちゃんが利用している店/サービスで「JCBで3Dセキュアに登録していなくとも使えている」のは「Amazon」「Yahooウォレット(≒Yahooショッピング)」「PayPal」くらい。「PayPal」が使える店は「Steam」「AliExpress」等の海外のサイトが多く、国内の通販サイトでちよちゃんが利用しているのは「TSUKUMO」だけですね。多くの店で「3Dセキュアを導入していて安全」と書かれているんですが、それは「店やクレジット会社にとって安全」なだけで、「顧客(利用者)が安心できる」わけじゃないと思うんですが。不正利用を企む犯罪者は「3Dセキュアに対応していない店で高額商品を買う」だけの話で、その店で「3Dセキュアを導入している」と何が「安全」なんだか分からないです。
イオン銀行」では11月14日から「3Dセキュア」は「SMSによる認証」を導入するらしいので、本格的にJCBデビットを使えるようになるのはそれからですね。「スルガVisaデビット」の「3Dセキュア」も「SMSによる認証」ですし、「イオン銀行」でも最初から「SMSによる認証」を導入されていてしかるべきだったのでは? 本家「JCB」の「3Dセキュア(J/Secure)」は「メール/SMSによるワンタイムパスワード」に対応してますし。それはともかく、「SMSによる認証」が導入されてイオンJCBデビットが使えるようになったらVISAと比べて「利用制限対象取引(セキュリティに引っかかって使えない)」はどれくらい発生するかも体験したいと思いますです。スルガVISAデビットと同じくらいJCBでもセキュリティーに引っかかるとしたら、JCBデビットカードを作った意味がないんですけど。



HDDクローン。
これまでHDD/SSDのクローンには「Macrium Reflect Free」を使ってきましたが、いつしか有料化されてしまっていて今後のアップデートは望めないようです。もちろん、今までバックアップしたものの復元は今のバージョンを使えば可能ですし、今後も「大きな変革がない限り」はバックアップ/クローン機能を使えると思いますです。「大きな変革」とは過去の事例で言うと「パーティションテーブルがMBRからGPTに変わった」「ブート形式がBIOSからUEFIに変わった」などHDDを扱う仕組みが大きく変わることを指しますです。
今でもサポートを続けている「HDD/SSDのクローンが可能なフリーソフト」はないでしょうか? 調べてみると「Hasleo Backup Suite(Hasleo Disk Clone)」があるようです。非常にマイナーなようで、「無料のHDDクローンソフト」で検索してもこのソフトはなかなか引っかからないようですけど。
ざっと調べた限りでは「Hasleo Backup Suite」は「特定のパーティションやディスク全体のイメージをファイルにバックアップ」「HDD/SSDのクローン」等が出来て、「Hasleo Disk Clone」は「HDD/SSDのクローン」のみに特化した機能限定版のような感じです。ちよちゃんは「Hasleo Backup Suite」を使うのが良さそうですね。
まだ「Hasleo Backup Suite」を使っていないのですが、こうして日記に書いておかないと「以前に無料のクローンソフトを見つけたんですけど、ソフトウェア名は何でしたか?」を思い出せない(笑)可能性を見越して日記に書いておきますです。ソフトウェアのインストールはやりましたし、USBメモリのブータブルディスクも作成しましたです。



Androidタブレット
新しいハイエンドAndroidタブレットが出ました。「OnePlus Pad 2」「OnePlus Pad Pro」です。
どちらもほぼ同じ性能のようですが、「OnePlus Pad 2」は「グローバル向け」、「OnePlus Pad Pro」は「中国向け」なので、「OnePlus Pad 2」を買うべきでしょう。
CPU(SoC)は「Snapdragon 8 Gen 3」。現行のQualcommのCPUではおそらく最高峰。「12.1インチ3000×2120 144Hz」と解像度も高めで、リフレッシュレートも申し分なし。メモリ/ストレージは「12GB/256GB」だけで他は選べない(「OnePlus Pad Pro」は「8GB/128GB」「8GB/256GB」「12GB/256GB」「16GB/512GB」と選択肢がある)。価格は7万5千円くらいかな。価格は高いけど、ハイエンドのタブレットとしては安い。
最大の問題は「使い道がない」こと(笑)。そもそも以前に買った「Xiaomi Pad 6S Pro 12.4」も開封してないし、お金もないし、今は保留。「OnePlus」のスマートフォン(タブレット)は買ったことがないので、いつか買ってみたいとは思っていますです。「OnePlus」は確か「HydrogenOS」「ColorOS」というカスタマイズされたAndroidだったと思います。ああ、「OPPO」と「OnePlus」のAndroid OSが統合されるという話はなくなったみたいで、「OPPO」は「ColorOS」で、「OnePlus」は「OxygenOS(※グローバル版)」となっているようです。ちなみに「HydrogenOS」は「(OnePlusの)中国向けのOSだったもの」だそうで、今の「OnePlus」の中国向けOSは「ColorOS」になっているそうです。



自作PC
ちよちゃんはノートパソコンユーザーで、デスクトップパソコンを一切使っていませんでしたが、今後のために自作のデスクトップパソコンを用意し始めました。
理由は「NASが買えなくなったから」です。今、ちよちゃんの家で稼働しているNASで一番性能が高いのは「ReadyNAS 428」でハードディスクを8台搭載できる機種でして、当時8万円で買いました。今、8台のHDDを搭載できるNASを買うとすると16万円くらいですかね。自作のパソコンを用意したほうが安上がりな気がするので、その準備を始めようというわけです。

以前の日記のメモ。
・ケース2万円
マザーボード2万円
・CPU2万円
・メモリ1万円
・電源1万円
・起動ドライブなどその他1万円
・OS無料
計9万円

真面目に「今購入したらどうなるか」を調べてみた。
最初の想定
・ケース1万3千円
マザーボード(AMD)1万3千円
・CPU(AMD)2万円
・電源1万円
・メモリ9千円
・起動ドライブ(SSD)6千円
・その他5千円くらい?
・OS無料
計7万6千円

ちょっとトラブルが心配な「AMD CPU」採用の見積もり。
起動ドライブのSSDは今買うと高いので購入済み在庫を使う予定として、M2 1TBで当時買った価格が6千円。「その他」は「ケーブル」「スペーサー」「グリス」などが必要になることを想定してますです。一部気に入らないところ(特定の店を利用しないとこの値段にならない)もありますが、「ReadyNAS 428」より安いですか。

SATA×8~10本 Intelコース
・ケース1万3千円
マザーボード(Intel)2万5千円
・CPU(Intel)2万5千円
・電源1万円
・メモリ9千円
・起動ドライブ(SSD)6千円
・その他5千円くらい?
・OS無料
計9万3千円

安心のIntel系になったけど、価格は一気に高くなったなぁ。現行のCPUが高いのはもちろんのこと、旧世代ソケットのCPUでも「取扱店舗数が少なく価格競争が起きにくい」ことも影響してかそんなに安くはないのね(※AMDの見積もりも旧世代ソケットのCPU)。結論、今は買えない、時期が悪い。いつまで経っても買えないかもしれませんがね(笑)。用途の転用も考えてある程度の性能があるCPUを選定していますが、NASの用途だけで使うならCPUの性能はいらないので、最低限のCeleron1万円に変えるのも一考ですね。

PCIE SATA増設ボードコース
・ケース1万3千円
マザーボード8~15千円
SATA増設5~16千円
・CPU20~25千円
・電源1万円
・メモリ9千円
・起動ドライブ(SSD)6千円
・その他5千円くらい?
・OS無料
計7万6千~9万9千円

SATAを増設で補う場合。CPUやマザーボードの選択肢が広がるので「これ」という1つに絞るのが難しい。SATAの増設も「安さ」と「信用できるメーカー製」でかなり価格差が。
マザーボードも機能≒価格で、(面積が広いので)入出力端子の多いATXは価格が高く、(面積が狭いので)入力端子が少ないMicroATXは価格が安い。こちらもCPUは再考の価値ありで、最低価格はCeleron1万円、Ryzen1万5千円。

まずはケースだけ買いました。条件は「8台の3.5インチHDDを搭載できる」だけで、一番安いのでいいや。「ANTEC P101 Silent」、1万3千円でした。・・・買って失敗した! 「ReadyNAS 428」よりもちょっと大きい程度のサイズを想定していましたが、想定以上の大きさ。さらに非常に重い(重量があるってこと)。カタログで「重量11kg」は見ていたのですが、実際に持ち上げてみてこんなに重いと思っていなかった。5千円くらい高くなって「MicroATX」のマザーボードしか入らないけど「Fractal Design Node 804 FD-CA-NODE-804-BL-W(6kg)」、7千円くらい高いけど同じく「ATX」のマザーボードを採用できる「SILVERSTONE SST-CS380B」とかのほうがよかったかなぁ。買う前にちゃんとスペックは確認して「実際の大きさや重さを体感する」ことが大切でしたね。今回はこのままこのケースを使うしかないよね。

ケースの「取扱説明書」がないんですよね。ちよちゃんはノートパソコンユーザーであって自作デスクトップパソコンには疎いので、現状の自作デスクトップパソコンの各種端子がどうなっているのか知らないのだ。
実物のケースがあるので、それを確認しますです。
まず昔からの「電源ボタン」「リセットボタン」。以前と変わらず2ピンのジャンパポストに繋げるやつですね。「ショートさせること」で動作するので、向きはどうでもいいはず。
アクセスランプ」。同じく2ピンのジャンパポストに接続だけど、これはプラスとマイナスがあるはず。
逆に存在しない「電源LEDのコネクタ」。アクセスランプと同じ2ピンがあったと思うけど、それがない。電源のON/OFFはどう判別するんでしょうか?
「(フロントパネル用)USB2.0」。ちよちゃんの昔の記憶では決まったコネクタがなかったと思うなぁ。2列5ピンのジャンパポストに接続。1つのピンが欠けているので、向きは間違えない。
「オーディオ」。同じく2列5ピンのジャンパポスト。これは昔のマザーボードにもあった気がする。1つのピンが欠けているが、USB2.0と違うピンが欠けているのでUSB2.0と間違えて刺してしまう心配はないし、逆向きにも刺せない。
「(フロントパネル用)USB3.0」。2列10ピンの・・・これは何っていうんだっけ? インターネットで調べると「IDC」と表記されているところが多いけど、ちよちゃんは違う呼び方をしてたような気がしますが呼び方を思い出せない・・・(フラットケーブル用)MILコネクタ? ちよちゃんはUSB3.0がない時代にしかデスクトップパソコンを見たことがないので、USB3.0の内蔵用コネクタは初めて見ました。
そしてこのケースの最大の疑問だった「ファンコネクタ」。ケースファンが4個なのでマザーボードに4個以上のケースファン用コネクタが必要だと思うじゃないですか。実際は4個ともケースのファン用スイッチに接続されていて、電源は1つの「ペリフェラル電源コネクタ」、昔の「IDE HDD」や「CD-ROMドライブ」用の4ピンのコネクタからとるようになっていました。
それと「ペリフェラル電源コネクタ」を繋げるようですが、何にも書いてない謎のコネクタが1個。残った機能からすると「USB端子周りのLED電源」なんでしょうか。そしてこれがおそらく「電源LEDの代わりになる」のでしょうね。
付属のネジ類はないんだ・・・と思っていましたが、最下段の3.5インチシャドウベイの中に白い箱があってネジ類が入っていました。ついでに簡易マニュアル「クイックスタートガイド」もここに入っていました。マニュアルくらい分かりやすい場所に入れといて欲しいですよ。で、そのマニュアルに付属品はどこについていると書いといてくれればいいのに、結構不親切。で、この「クイックスタートガイド」ですが、全く役に立たないので見なくて良し(笑)。このガイドには「付属品」の説明もないですよ。
付属のネジ類ですが、
・スタンド3個=マザーボードの固定用。
・インチネジ4個=電源ユニット固定用。
・インチネジ16個、用途不明。HDDの固定用だとすると数が足りない気がする。
・束線バンド5本、多分ケーブルを固定するためのものだけど用途不明、あれば嬉しいよね。
・ゴム足4個。何に使うのか謎。
・USBポートの蓋4個+3.5mmジャックの蓋2個。フロントパネルのUSBやヘッドフォン等を使わないなら閉じておくと吉。
でした。
PCケースだけを先に買った理由は「ケースの新しい規格が主流となって、現状の古い規格では今後使えなくなるようなことが発生する可能性が低いこと」「とある通信販売サイトのポイント使用期限が迫っていて勿体ないから何か買ってポイントを消費したかったが、特に欲しいものがなかったこと」という2つの要素が大きいです(笑)。

OSは「Linux」なら予定通り無料ですが、「Windows 10/11」を使うべきか、「Windows Server系」を買うべきか。昔は個人でも「Windows Server」を導入できるくらいの価格(確か数万円)でしたけど、今は個人で買うにはちょっと買えないかな(10万円超)という価格ですね。サーバーでない「Windows 10/11」を採用する場合、「10」なら在庫がありますね。無料のLinuxで様子を見て、動かないなどの不満があったらWindowsを採用するくらいの気持ちでいいでしょう。

あとは「マザーボード」、マザーボードが決まると「CPU」と「メモリ」が限定されます。そして「起動ディスク(SSD)」も多少マザーボードに影響されますが、今時「M2」から起動できないマザーボードはないと思うので、「2280」を買っておけば大丈夫でしょう。最後に「電源」を決める・・・「ATX」を買っておけばいいと思うよー。「その他」は全部買ってみて「足りなかったら都度買う」方式で。別に「今すぐ使いたい」わけじゃなく完成が遅れても何の問題もないので、焦らなくてもいい。そもそもNASとして搭載するHDDがないよ(笑)。ちよちゃんが自作に慣れてないもので、例えばマザーボードSATAケーブルが添付されているのかわかんにゃい。CPUのクーラーは・・・CPUに付いてますよね?

マザーボードを買う前に考えておきたいこと。「今後を考えてもギガビットLANでよいかどうか」。今回購入しようと思ったマザーボードはギガビットLANですが、2.5Gbps/5Gbps/10Gbpsなどの次世代のLANインターフェースがなくてもよいのかを考えるべきでしょう。ちょっと調べてみてちよちゃんは「必要ない」を選びました。まず、ちよちゃんの今使っている主力のノートパソコンに2.5Gbps以上のLANインターフェースがないこと。2.5Gbpsに対応したHUBを持っていないこと。今のところ2.5Gbps以上の光回線サービスに加入できる見込みがないこと。一部ポートが2.5Gbps以上に対応したLAN HUBですら価格が高く、HUBの購入は24ポートのフル10Gbpsで30万円超と現実的ではないこと。5ポートのHUB1台+8ポートのHUB4台の29ポートで3万円+4.3万円×4台=約20万円。5ポートのHUB5台=17ポートでも3万円×5台=15万円。どうしても2.5GbpsのLANが欲しくなったら「PCI Express」で増設可能なこと。増設する場合グラフィックカードとの相性に問題がある組み合わせがありそうだけど、NASグラフィックカードは必要ない(CPU内蔵でいい)ので大丈夫。

それと先に考えておいたけど「SATAの増設」についても触れておきましょう。マザーボードを選定する際に「SATAが多いもの」ってハイスペック相当のマザーボードで高いものが多いですのだ。「PCI ExpressによるSATAの増設」を採用すると、マザーボードは安いものでもよくなって選択肢が広がるし、マザーボードの買い替えも「SATAのポート数を気にせず済む」ので将来的にプラスに働くと思うですけど、「SATA増設ボードの選定」が難しそうな気がします。購入する「SATA増設ボード」によっては「相性問題で正常に動作しない」「RAIDが組めない」「読み書きの速度が出ない」などのトラブルが発生する可能性が高そうです。買えるなら「SATAが8本以上のマザーボード」を買いたいが、価格と相談ですかね。

今回どのマザーボードを買うにせよ、将来的には「SATAの増設」が必要になると考えましょう。
・4ポートまたは6ポート×2枚
・8ポート以上×1枚
多ポートの8ポート以上で1枚のほうがいいけど、価格が高め・・・というか高すぎて買えない。4ポート/6ポートの製品は速度的な問題が発生するかもしれません。
例えば玄人志向「SATA3-I6-PCIE」。SATA3は6Gbpsなので最大36Gbpsが必要ですが、このボードは「PCI Express 3.0 x2」接続なので16Gbpsでしか通信できないよ。8ポートの製品「SilverStone ECS04/ECS05」だと最大48Gbpsが必要、接続は「PCI Express 3.0 x8」接続で64Gbpsなので速度的な問題はなさそうです。実際には「HDDは6Gbpsなんて速度は出なくてせいぜい2Gbps程度なので、HDDを使う限りPCI Express側の速度は問題ない」ということになりますけど。

ということで、ちよちゃんは勝負に出ました(笑)。AliExpressでSATA増設ボードを購入。SATA3.0が10ポート、接続はGenerationが明記されてないけど「PCI Express 3.0」のようです。インターフェースは「x4」ですが実際の接続は「x2」だと思われます。必要な通信速度は60Gbpsに対し、PCI Express側は16Gbpsしかないので速度的に問題はありますが、「4663円」という価格の魅力には勝てなかったよ。
そして、SATA増設ボードを使う以上、おそらく「SATAケーブル」は付属してないですね。別途買うか。「ANTEC P101 Silent」だとSATAケーブルに制限があってL字だとダメとか、ストレートでもコネクタ部分が小さくないとケースに当たってしまうとか。問題のないケーブルとして「Ainex AK-CBSA05-**BK」なら問題なく接続できるらしいので、「AK-CBSA05-50BK」を購入。700円×8本=5600円。既に「その他5千円」の予算を使い切ってしまった(笑)。

PCIE SATA増設ボードでなるべく安く済ませるコース
・ケース1万3千円
マザーボード(Intel)1万4千円
SATA増設5千円
・CPU(Intel Celeron)1万円
・電源1万円
・メモリ9千円
・起動ドライブ(SSD)6千円
・その他6千円くらい?
・OS無料
計7万3千円

マザーボードの条件としては「Intel系」「PCI Express 3.0 x4が2スロット以上=実質x16が2スロット以上」で一番安かったものを。「SATA増設ボード」は「PCI Express 3.0 x4(x2)」接続ですが、「10Gbps LAN」もほとんどの製品が「PCI Express 3.0 x4」接続のようなので。
ふむ、これなら悪くない価格です。

省エネルギーコース
・ケース1万3千円
マザーボード+CPU(Intel N100)2万3千円
SATA増設5千円
・電源1万円
・メモリ5千円
・起動ドライブ(SSD)6千円
・その他6千円くらい?
・OS無料
計6万8千円

Intel N100」搭載のMini-ITX。価格的にさほどお得にはならない(マザーボード+CPUの価格差は1千円程度しか安くならない)。IntelのCPU仕様書によるとメモリの最大が16GBなので、メモリを16GB1枚に変更してこのお値段です。
このマザーボードには「PCI Express 3.0 x2」のインターフェースがあるとなっているんですが、「x2」では使えなくて「x1」となってしまう場合があるようです。そして、この構成を買うと「ケースが無駄に大きく、ちょっと価格が高くても小型のケースを選べばよかった」という後悔の念に駆られるに違いないが、24時間稼働のサーバーとしてかなりの省電力になるのは魅力的かもしれないです。

Intel N100搭載のMini-ITX」で国内で買えるものが2通りあるのでスペックの比較。
ASRock N100DC-ITX / ASUS PRIME N100I-D D4-CSM
□DIMM(=デスクトップ用メモリ) / □SODIMM(ノート用メモリ)
○最大RAM 32GB / ×最大RAM 16GB
PCI-Express 4X(動作は2X) / ×PCI-Express 1X
SATA × 2 / ×SATA × 1
×DisplayPortなし / ○DisplayPort × 1
×USB3.2 Gen2なし / ○USB3.2 Gen2 × 2
メモリに関して。「DIMM」「SODIMM」の差はSODIMMのほうがサイズが小さいのは明確な差ですね。SODIMMのほうが価格が若干高いことが多い気がしますが、型式によってはSODIMMのほうが安いもあったりして、どちらが優れているというのは明確ではありませんです。
最大メモリ量に関して。IntelのCPUの仕様上では最大16GBなんですが、32GB1枚を認識するらしいです。実際にASRockのマザーボードの仕様書では32GBとなっていますし。ASUSは16GBとなっていますが、メーカーが明言していないだけでASUSマザーボードに32GBを搭載すると問題なく認識しちゃうような気がします。
ASRockのWebページに「メモリーサポート一覧表」があるんですが、ここに載っている32GBのメモリって今ではどれも買えそうになくね? ここに載っていないメモリは認識しなくともサポート外扱いでしょうから、相性問題が発生するときついなぁ。ちよちゃんはデスクトップPCを持っていないので、ノートパソコン用のSODIMMならともかくデスクトップ用メモリは他の用途に転用できないのだ。ただ、仮に「TrueNAS」を使いたいとなると16GBのRAMが必須と言われています。メモリの容量が多いことに越したことはないと思われるので、ここは勝負の1枚32GB構成で。※昔調べたときは「RAM16GB以上」だったはずなのよ。今調べたら「RAM8GB以上」だった(笑)。「最低」と「推奨」を読み間違えてたのかも知れませんです。
NASとして使いたくて「SATA増設ボード」を使おうとしているちよちゃんの用途からすると、PCI-Expressが4X(2X)のインターフェースがある「ASRock N100DC-ITX」を選ばないといけませんですね。価格も安いし。

まぁ、今すぐ必要なわけでもないとはいえ、マザーボードの価格は上昇傾向にあるので早いうちに買ったほうがいい気がしないでもないんですが、今後の市場を確認しつつ今は様子見でもいいでしょう。
・・・うん、様子見してたら買おうと思っていた「マザーボード」が売り切れて買えなくなった(笑)。まぁいいよ。「一部気に入らないところ(ドスパラでないとこの値段にならない)」が「マザーボード」だったので。

ちよちゃんの想定ではおそらく「Intel N100」を買うのが限りなく正解に近いと思われます。しかし、この構成だと「NAS」でしか使い道がなくなり、機能や性能的に満足できなかった時に他の用途に転用ができません。
違う視点から考えましょう。「今後買えなくなると思われる構成はどれですか?」。多分「最初の想定」のSATA8本搭載のATXマザーボード。「SATA8本以上搭載のマザーボード」が買えなくなるわけではなく、「この価格で入手することが不可能になりそう」です。仮にこの構成が満足できなかったとしたら、追加で2万5千円程度出せば「Intel N100」かそれに準ずる低消費電力のCPU付きマザーボードを買い替えるだけで「限りなく正解に近い」構成に変えられますね。
こういう時どういう判断を下すか。「機能や性能的に不満が出た場合、どちらを選ぶにせよお金さえあれば取り返しがつく」ので、「最良の構成」と思ったほうを買ったほうがいいと判断しました。「Intel N100」を買うことにしますです。

マザーボード(+CPU)とメモリを買いました。電源ユニットの選定に迷っていて電源ユニットだけ買ってないんですけど、動作確認のためならeGPU(Thunderbolt接続の外付けグラフィックカード)のために購入した電源ユニットを使えばいいよね。
SATA電源コネクタが8個以上付いている電源を選ぶより、SATAの二股電源分岐ケーブルを購入したほうがいいかなぁ。多コネクタが搭載されたものを選ぼうとすると無駄に高出力な電源ユニットを買う羽目になるので。ということでSATAの二股分岐ケーブルを4本お買い上げ、4本で2千円なり。これによって「SATA電源コネクタが4個以上」の条件でOKになるので、安い低出力の電源ユニットでも選べるようになりますです。

マザーボードとメモリが届いた(ついでにSATA電源分岐ケーブルも届いてる)ので、動作確認するですよ。・・・あれ? マザーボードに電源ユニットと接続する20または24ピンのコネクタがないんですけど? ははぁ、DC19VのACアダプタで起動するのね。
ちょっとNASとして使う場合の構成を考える。「N100DC-ITX」に「SATA電源コネクタ」が2個あって分岐ケーブルを使えば8個にも拡張できますが、起動時のHDDの電力負荷は1台に付き25W程度を想定しなくては。HDD8台で200W。DC19VのACアダプタからHDD8台の電力を供給させるのはちょっと無理がありそう。SATA用の電源向けのACアダプタがあるんですが、12V2Aくらい。すなわち24W。起動時の負荷を考えると1個に1台のHDDしか繋げないよね。ACアダプタを8個買えばいいんですが、1つ1300円くらいするので、8個で1万円。8台のACアダプタの収納を考えるとなしですね。
オワタ。これは「NAS」に使えないわ。

まぁ気を取り直して、とにかく動作確認。動作確認には19VのACアダプタで丸形の外形5.5mm、内径2.5mm、シェルGND(=センタープラス)のものが必要です。ノートパソコンマニアのちよちゃんですから、持っているノートパソコン用のACアダプタを探せば該当するものがあるんじゃないですか? あった。「ASUS K53TA」のACアダプタ(90W)が適合しました。このACアダプタのメーカーと型式は「DELTA ADP-90CD CB」ですので、ASRockが推奨しているACアダプタ「ADP-90CD DB」と同等品でしょうかね。じゃあこれで動作確認。なお、「MSI GX660R」のACアダプタが「DELTA ADP-120ZB BB」で、19V/120Wでコネクタは同じなのでこれでも問題なく使えそうです。
・・・BIOSは立ち上がるのでちゃんと動いてる。メモリ32GBも問題なく認識。M2 2280のSSDも認識はしてる(が、OSは入ってないので起動はしない)。動作確認ヨシ。

電源ユニットを買ってなくて良かったですよ(買ってしまってもそのうち使うので問題なかったけど)。ACアダプタはそう高いものではないので買えばいい。で、「ANTEC P101 Silent」のPCケースは見なかったことにして買い直しますか。
小型の安いケース。「SilverStone SST-SG05」が6千円で買えそうなので、これで。

最終構成
・ケース6千円
マザーボード+CPU(Intel N100)2万3千円
・メモリ1万円
・起動ドライブ(SSD)6千円
・ACアダプタ3千円
・OS無料
計4万8千円

正確な価格を出すですよ。

CASE  : SilverStone SST-SG05BB-LITE                    \ 5940 Amazon
MB    : ASRock N100DC-ITX                              \22977 Joshin
POWER : DELTA ADP-90SB BB                              \ 2280 Yahooショッピング
RAM   : Crucial CT32G4DFD832A                          \ 9550 ARK
SSD   : Princeton EPHD-ISM2-1T                         \ 5980 (ARKで過去に購入済みの在庫品)
FAN   : CFY-40SA(40mm角 ケースファン)                  \  719 Amazon
COVER : PPシート 1.2mm 黒                              \  110 ダイソー
CABLE : AINEX SLS-3005SA                               \  844 ビックカメラ
KB    : ZALMAN ZM-K390M COMBO                          \ 1140 ビックカメラ
                                                       \49540

今回は省電力の小型サーバーの完成ってことで。最初の予定と違うものができましたー(笑)。

突然出てきた「FAN」「COVER」「CABLE」「KB」については書かないとね。
PCケースは一般的なPCケースで「電源ユニット」を搭載できますが、「N100DC-ITX」ではACアダプタによる電源供給なので電源ユニットを使いません。「SST-SG05BB-LITE」に搭載できる電源は「SFX」なのですが、ここが開いたままになってしまうので「蓋」を作ろうと思って購入したのがダイソーの「PPシート」、ただの半透明プラスチック板です。これを加工して蓋としてネジ止めで取り付けられるようにしました。これが上の費用の「COVER」。
で、本来であれば「電源ユニット」の「ファン」が「排熱」を担うのですが、電源ユニットがないので廃熱に問題があるかも知れません・・・と言えどもファンレスで低消費電力が売りの「Intel N100」なので、排熱とか気にしなくても良さそうです。それでも折角マザーボードのDCファンコネクタは1つ空いてるし、ファンを取り付けておくかということでプラスチック蓋にケースファンを取り付けられるようにさらに加工しました。本当は「50mm角」のファンを取り付けたかったのですが、「50mm角のケースファンは種類が少ない=後に交換になった時に選定の自由度がない」ので、各社で様々な種類がある「40mm角」のファンをつけることにしました。これが上の費用の「FAN」。
SilverStoneのPCケースには、「光学ドライブ」を取り付けられるスロットがあります。ただ、普通のスロットじゃなく「12.7mmスリムドライブ専用」なんですよね。いつ買ったかも分からない在庫のBDドライブは探せばあるでしょう、そこにスロットがあるから取り付けよう、使い道はなさそうなんですけど(笑)。で、ドライブを取り付けるのに必要だったのが「SlimlineをSATAと電源に変更する変換ケーブル」で、これが上の費用の「CABLE」。
なお、「BDドライブ」も取り付けたのですが、「いつ買ったか分からない」くらい昔に買ったものなので、この費用は含めていませんです。このBDドライブを買ったのは10年くらい前じゃないかな? 当時の購入金額は5~6千円だったと思うけど。「Logitec LBD-PMJ6U3VRD」を分解して取り出したBDスリムドライブの「TSST SN-506BB」が取り付けられました。こんな用途にでも使わないと「今後も使うことがなさそう」だから、使い道ができたことを喜ぶべき。なお、「TSSTcorp=東芝サムスンストレージテクノロジー」ってメーカーはもう廃業していて存在してないのね。
今回は専有のマウスとキーボードをつけておこう。だが、残念ながらちよちゃんの家には「それなりに高級なキーボード」しかない。それなりにしっかりした作りで、重量もそれなりにあります。サーバーとして使う予定だからキーボードやマウスを使うことはあまりないので、もっと「いかにも安物」って感じのおもちゃみたいなキーボードとマウスがいいんですよ。それで買ったのが最安値だった「ZALMAN ZM-K390M COMBO」。マウスとキーボードがセットで1200円程度。ケーブルが非常に細く、重さはスカスカで軽くて、おもちゃみたいなクオリティ。マウスのサイドボタンもない。性能はどうでもよく、こういうのを求めていたので、非常に満足(笑)。

「省電力の小型サーバー」を組み立てますです。・・・うん、軽いし、適度な大きさだし、ケースはこういうのでいいんだよ。「ANTEC P101 Silent」はやっぱり大きすぎで重すぎるわー。
マザーボード自体は動作確認済みですからね、電源ボタンの接続の間違いや、ケースの電源スイッチの接点不良がない限り、動作するはずです。特に問題もなく組み立てられました。

用途を決めていないので、OSをどうするかも決まっていませんです。無料のLinux系OSを使うか、Windows 10/11をインストールするか。

OSをどうするか決めていませんが、一つやりたいことがあるので、まずは「OpenMediaVault」をインストールします。そしてUSB HDDの「WD Elements Portable 5TB」を取り付けて共有します。このストレージを「Raspberry Pi 4」に取り付けたときに速度低下が発生するのは「OpenMediaVault(=OS)」の特性なのか、「Raspberry Pi 4」のUSB周りの影響なのかを知りたいのです。
結果。「Raspberry Pi 4」もおかしいが、「OpenMediaVault」もおかしい。
まずは読み込み。20~25MB/s程度しか出ません。これは「Raspberry Pi 4」でも20MB/s程度で同じなので、「OpenMediaVault」に問題がありそうです。そしてこの結果から「Raspberry Pi 4のUSB周りの影響で速度低下が起きる」ということは考えにくいですね。
次に書き込み。110MB/sくらい出ます。「Raspberry Pi 4」では10MB/sくらいだったので、「Raspberry Pi 4」のハードウェアの問題だと考えられます。違いとしてRAMメモリ量=キャッシュあたりが怪しいですかね。
これで分かったことは「Raspberry Pi 4をRaspberry Pi 5に変えてもこのポータブルHDDのリードアクセスが遅い問題は変わらないと思われる」ということです。無駄に「Raspberry Pi 4と5の入れ替え」作業をせずに済んだことは有難いですのだ。

Raspberry Pi 4」で「OpenMediaVault」以外のNAS向けOSを使うことはできないでしょうか。「Rockstor」は「Raspberry Pi」用のイメージがありますね。ただ、今起動している「Baikal(スケジュール管理)」の環境を変えたくないなぁ。まぁ「ちよちゃん」のスカスカのスケジュールしか入っていませんので、データベースを抜き出すなんてことをしなくともCalDAVクライアントの「Thunderbird」側でバックアップとレストアをするだけなので、移行は簡単ですけどー。
「Rockstor」は使ったことがなく導入の難易度が分からないので、ひとまずそれなりに経験のある「Lubuntu」で実験します。
「Lubuntu」をインストールし、「SAMBA」をインストール。USB HDDのマウントをして、このフォルダをSAMBAで共有。Windowsからこのファイルを読み込んでみます。
結果。読み込み速度は40MB/sくらいからすぐに20MB/s程度に速度低下して20~25MB/sくらい。書き込み速度は110MB/s程度。「OpenMediaVault」と変わらないってことですね。
なお、この検証をするにあたり最初は間違えて外付けのHDDを「USB2.0」に接続していましたが、結果は「USB3.0」に接続したときと同じ(笑)。USB2.0は480Mbps/sで実効速度は良くてもこの半分程度(30MB/s)しか出ないことから、読み込みが20~25MB/s制限されるのは分かるけど、書き込みが30MB/sの制限を受けずにLANの限界速度(125MB/s)まで出るのは不思議だよねー。キャッシュのおかげなんでしょうね。

Windowsを使えばこのUSB HDDのアクセス速度は改善されると思っていますけど、Linux系OSを使う限りではこのアクセス速度低下は避けられないってことでしょう。「Raspberry Pi 4」でも「N100DC-ITX」でもUSB HDDがUSB3.0に接続されていると認識しているのは確認してますけど、実際はUSB2.0の速度で転送しているから遅いのかなぁ?

Western Digital Elements Portable」の速度低下は「OpenMediaVault」の問題というか、「Linux系OS」の問題のようです。
そうすると気になるのが、「Linux系はダメでもBSD系だとどうなるの?」だと思いますです。「OpenMediaVault」も「Ubuntu」も「Linux系OS」です。「BSD系OSを使用したNAS向けのOS」は「TrueNAS Core(TrueNAS ScaleはLinux系)」「XigmaNAS」でしょうか。

「XigmaNAS」「TrueNAS Core」共にインストールしてみましたけど、HDDのマウントに失敗します。BSD系は使い慣れていないのでよく分からないわー。NAS向けの無料OSは色々使ってみましたけど、Unix系OSが良く分からなくてもそれなりに使えそうな「OpenMediaVault」が1番ですかね。
これで諦めるのは早いと思うの。NAS向けOSを使うから設定方法が良く分からないので、「BSD系OS+SAMBA」でやってみよう。Linuxとコマンド体系はそう変わらないでしょ。覚えておかないといけないのはLinuxの「apt(apt-get)」は「pkg」に置き換えるってことだけかな。
BSD系OS」って何を使えばいいの? ざっと「FreeBSD」「OpenBSD」「NetBSD」がありますが、「FreeBSD」以外はあまり話題に上がらない気がするので「FreeBSD」で。
「(Free)BSD」は「Linux」と比べユーザーが少ないので情報が少なくお勧めできない。それでもちよちゃんですらとりあえず「FreeBSDNTFSでフォーマットされたUSB HDDをマウントし、SAMBAによるファイル共有」を達成できましたので、それなりに情報はあると思いますです。で、結果ですが、
読み込み=25MB/s程度
書き込み=60MB/s程度
なので、「BSD系でも結果は同じ」ということのようです。

大人しく安定のWindowsを導入します。ライセンスキーが余っていた「Windows 8.1 Pro 64bit」をインストール。そして「Windows 10 Pro 64bit」にアップグレード。ああ、そうだろうなとは思っていましたけど、もうWindows 8.1からのアップグレードで10のライセンスは有効にならないのか。「8.1 Pro 64bit」のライセンスは無駄になるですけど、「Windows 10 Pro 64bit」の1ライセンスを消費しました。まぁ、今後新規に「Windows 8.1」をインストールしたい場面はなさそうだから、ライセンスが無駄になってもいいか。
Windowsライセンスで気づいたけど、ちよちゃんの家には「Windows 10」のライセンスは余っているけど、「Windows 11」のライセンスは一切ないです。今は「Windows 10」から「Windows 11」に無料でアップグレードできるので、10のライセンスでも困らないですね。で、「7」「8.1」「10」のライセンスがあって「11」のライセンスが一切ないのは、「窓辺ななみ」「窓辺とおこ」のせいです(笑)。「11」ってこういう「応援キャラクター」がいないのよ。

「WD Elements Portable」を接続して、WindowsでUSB HDDのフォルダの共有を行い、リードとライトを試してみます。
読み込み=95MB/s程度
書き込み=100MB/s程度
やっぱりWindowsだと超絶安定じゃないですか。これは「このパソコンを(現状でRaspberry Piが担っている)USB HDD向けのNASにすること」も検討せなあかんですかね。なお、USB3.0のHUBを挟むと読み込みが45MB/sくらいになってしまいましたが、まぁこれくらいなら大きな問題じゃないです。どうしても許せなかったらUSB HUBを別のものに置き換えれば速度が出るようになるんじゃないかな。

ずっと使うなら「消費電力」を気にしておきましょう。
「N100DC-ITX」の消費電力を計ってみた。測定はACアダプタの前にワットチェッカーを取り付けて「消費電流」を観察しました。消費電流にずっと変動があるのですが、ざっと0.20~0.30Aの範囲ですかね。「0.25A=25W」くらいと考えてよいかと思います。
Raspberry Pi 4」の消費電力も計ってみた。「Raspberry Pi 4」のACアダプタの前にワットチェッカーを取り付けたので、USB HUBなどの消費電力は含まずに「Raspberry Pi 4」の(ACアダプタの)消費電力になりますです。起動時は多少の変動がありますが、起動してしまえばこちらは一定で「0.12A=12W」でした。
Raspberry Pi 4」の消費電力は思ったより高いなぁという印象ですけど、本体5WにUSBの消費電力(バスパワーのHUBを使用していても消費する部分はあると思う)が加わる上、「ACアダプタの変換効率」を考えるとこんなもんなんじゃないでしょうかね。逆に「N100DC-ITX」の消費電力は思ったより低かった。CPUの「Intel N100」が「TDP=6W」で、マザーボードやメモリ、SSDなども電力を使うと25Wくらい、ここに「ACアダプタの変換効率」が加わって30~40Wくらいの消費電力じゃないかと想定していたんですけど。

ついでに調査。
Raspberry Pi 4」では「Baikal」という「CalDAV」対応のカレンダーサーバが稼働していますです。これをWindowsで動作させることはできるのでしょうか? 「PHP」で動作するので、PHPが動作するならOSは関係なく動きそうなんだけど。調べてみてやっている人はいるっぽいけど、「Baikal」を「Windows」で動作させる解説は見つかりませんでした。動作させるまでに苦労させられそうだし、止めたほうが吉でしょう。「Docker」を使えばできるだろうことは分かるけど、やりたくないです。
「CalDAV」対応のカレンダーサーバで「Windows」に対応したものはあるでしょうか? 以前に「CalDAVサーバ」を調べたときに見つけた「Radicale」がWindowsでも動作するようだ。多分「Python3」と「Apache」が必要かな。今すぐCalDAVをWindows上で動作するように移行したいわけじゃないので、今は「Windowsで動作させられるCalDAVサーバとしてRadicaleがある」だけ知っておけばいいですかね。

Windows 10」を「Windows 11」にアップグレードします。「Windows Update」に「11へのアップグレード」が表示されていたので簡単にアップグレードできました。その後、すぐに「Windows 10」に戻しました(笑)。特に「Windows 10」じゃないと不都合があるわけじゃないんですけど、何となく。一度「Windows 11」にアップグレードをしたのは、「Windows 10からWindows 11に一度アップグレードしたことがある」場合はいつでも無料でアップグレードを行えるため。

この省電力小型サーバーは「Windowsで2.5インチUSB HDD用のNASとして24時間稼働させる」ことになりました。「Raspberry Pi 4」は「CalDAVサーバ」と「3.5インチHDDのNAS」だけで、「2.5インチUSB HDD」は外されて稼働はしています。
あ、誰かUSB3.0のセルフパワーHUBを紹介してくれませんかねぇ。「USB3.0の7ポート(以上)のセルフパワーで、全ポート900mAの給電が出来るもの」ってレアなのよ。ちよちゃんがWindowsで使用している「atolla USB 3.0 Hub 7ポート」は「5V/4A ACアダプタ付き」なんですが、「900mA×7ポート=6.3A」なので全ポート900mAを使うには電力が足りない。7ポートで「12V/2.625A」以上のACアダプタが付いているという製品も見かけません。仕様で「900mA×7ポート=6.3Aが使える」を謳っているのは国内メーカーの「サンワサプライ USB-3H706BK」「エレコム U3H-T719SBK」くらいで、よく分からないメーカー製と比べると結構お高いです。



なかったことにされたパーツ。

CASE  : ANTEC P101 Silent                              \12409 Sofmap
SATA  : TISHRIC PCIE 4X to 10 port SATA expansion card \ 4663 AliExpress
CABLE : AINEX AK-CBSA05-50BK[*8PCS]                    \ 5600 アプライド
CABLE : 変換名人 PD3086[*4PCS]                         \ 1984 ヨドバシ
                                                       \24656

これらは将来その他パーツを購入してNAS向けに組み立てる予定ですが、買うのは今じゃないですね。

つづく。